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1880年代(明治20年代)の湯野濱温泉絵図


 
 
 
波音と松風の響きがさわやかな、いで湯の里。
【湯野浜温泉】は、日本海に面した海浜の温泉郷。
 もとの名は亀の湯と称され天喜年間(1053〜58)付近の一漁夫が海辺で亀が温浴しているのを見て、この地に温泉が広まったという故事に由来する。
 上ノ山、東山と並び奥州三楽郷の一つとされ、古くから歓楽地として栄えたところ。
 古き良き時代をうつす建物、モダンな西洋建築、豊かな文化財・史跡が長い年月を越えて共存。
 海幸・山幸、旬の味覚魅力いっぱい、マリンスポーツも存分に楽しめる景勝地。
 五感全てを満足させてくれる日本海トップランクのリゾートとして、あたらしい伝説・足跡を描き続ける。
むかしむかし、美しい海がみえる浜があった。
ある朝の事、傷をおって弱った大亀が浜の砂にお腹をつけていた。
そこへ漁師が仕事を終えて浜を歩いておった。
「あれ、大きな亀だなー。何をしているんじゃろう。」と不思議に思い大亀が海へ帰った後、その砂に恐る恐る手を入れてみると「うわー、あったかーい。これはお湯じゃ。」とびっくり仰天。

次の日もまた次の日もあの大亀が浜のお湯に入っていた。漁師は、日に日に元気になっていく亀を感心して見ておった。そして、7日目。大亀は傷が治ったかのように喜びいさんで海へ帰っていったようにみえた。
漁師は「元気になって良かった良かった。」と大喜び。
大好きなお酒をのんで眠りについた。

すると一人の老人が現れ「わしは、この美しい海におる亀じゃ。浜のお湯で命を救われた。傷が治ったのじゃ。お湯を世に広めよ。お湯を世に広めよ。わかったな。」
漁師が飛び起きてみるとそれが夢だとわかった。そして、夢に出てきた老人は、浜で見た亀に違いないと思った。

漁師はさっそくお湯を人々に広めたところ、みんなに喜ばれた。そして、多くの人が救われ癒された。
それから数百年たった今も変わらず亀がみつけた湯野浜温泉として愛され続けている。


昭和4年〜昭和50年の間、鶴岡駅から湯野浜温泉駅まで「庄内交通 湯野浜線」が2〜3輌編成で走っていた。その線路跡地としてサイクリングロードが湯野浜温泉から善寶寺まで整備され、沿道には八重桜が植えられ住民の散策道としても利用されている。
リンク先には、懐かしい電車・沿道の画像など詳細に紹介されています。




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