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むかしむかし、美しい海がみえる浜があった。 ある朝の事、傷をおって弱った大亀が浜の砂にお腹をつけていた。 そこへ漁師が仕事を終えて浜を歩いておった。 「あれ、大きな亀だなー。何をしているんじゃろう。」と不思議に思い大亀が海へ帰った後、その砂に恐る恐る手を入れてみると「うわー、あったかーい。これはお湯じゃ。」とびっくり仰天。
次の日もまた次の日もあの大亀が浜のお湯に入っていた。漁師は、日に日に元気になっていく亀を感心して見ておった。そして、7日目。大亀は傷が治ったかのように喜びいさんで海へ帰っていったようにみえた。 漁師は「元気になって良かった良かった。」と大喜び。 大好きなお酒をのんで眠りについた。
すると一人の老人が現れ「わしは、この美しい海におる亀じゃ。浜のお湯で命を救われた。傷が治ったのじゃ。お湯を世に広めよ。お湯を世に広めよ。わかったな。」 漁師が飛び起きてみるとそれが夢だとわかった。そして、夢に出てきた老人は、浜で見た亀に違いないと思った。
漁師はさっそくお湯を人々に広めたところ、みんなに喜ばれた。そして、多くの人が救われ癒された。 それから数百年たった今も変わらず亀がみつけた湯野浜温泉として愛され続けている。
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